おうちがイチバンだけどキャンプも好き

なんだかムショーに富士山が見たくなって。
富士山について調べていたら、
トレッキングコースをいくつか発見したんですよ。


「たまには高い場所から富士山を見てみよう」


と思い立ち、

竜ヶ岳に登るため、土曜日は朝７時に本栖湖に到着しました。


　


　
　　登山口は、本栖湖キャンプ場の奥にあります。

　　キャンプ場の広い駐車場は
　　登山者用にも無料開放されています。

　






朝の本栖湖は霧が濃くて、
空気も冷たく感じました。

 






　　登り始めは、落ち葉の積もった
　　やさしい山道が続きます。

　　やさしいといっても、
　　傾斜は結構あり、足には来ます。



　　でも道的には
　　小型犬連れでも大丈夫。







　　少し色づいた木を
　　楽しむ余裕もまだアリ♪















　　ひと山越えると、

　　そこから先はずっと、
　　富士山を背中側に見ながらの
　　登山が始まります。



　　残念ながら逆光ですが、
　　富士山を眺めながらの登山は
　　ちょっとワクワクします。













　　私はここらへん（まだ３分の１くらい）で
　　実はすでに、疲れていました。



　　でも、目標の山頂は
　　前に見えてるあの頂上です。

　　

　　先が長い。。。











　　道はだんだんと
　　狭くなってきます。


　　標高が高くなるに連れ、
　　
　　木がなくなってきます。


　　







































こうして上の方から富士山を眺めると
樹海ってすっごく広いんだなあとビックリします。


富士山のふもとは見渡す限り、緑の海が広がっています。







東屋を過ぎた頃からは、
だんだんと道も険しくなってきます。







　　まめ蔵や茶々が
　　困った顔をして
　　先に進めなくなるような場所も
　　時々あって。


　　まあ、そういう場所は
　　人間にとっても足元が悪い場所なんですよね。



　　地面もぬかるんで
　　すべり易くなっていたりしたので、


　　おパグを小脇に抱えて
　　転ばないように、

　　ゆっくり、慎重に
　　ハラハラしながら先を進みました。





























まめ蔵や茶々の幅しかないような、
ほそーいクネクネ道が続いたあとは、

人間の腰のあたりまである
笹の生い茂るクネクネ道が続きます。


















そして、本栖湖方面と、山頂方面の分岐点までたどり着きました。

ここまで来ると、山頂まではもうすぐです。

竜ヶ岳　標高１４８５メートル
時間にして１時間４５分かかりましたが
無事に登頂成功

　　山頂からももちろん
　　富士山をのぞめますが、


　　笹が茂っていて
　　眼下までは見えないので、



　　登山中に見る富士山が
　　一番、迫力があって
　　美しかったですよ。
　








　　富士山と逆の方向には、
　　八ヶ岳も見えます。



　　富士山より
　　雪化粧していました。





私たちはこの後、キャンプに出かける予定でいたので、
あまりゆっくりしている時間もなく、
少しだけ休憩を取ってから、下山を開始。


登って来たルートがとても狭い道ばかりだったので、
パグを連れて、登りの人とすれ違うのが大変だからと、

登りの時と別の、本栖湖を見ながらのルートを使ってみました。












　　しかし、この道が


　　パグ連れには
　　これまた悲惨な道でして。
















　　こんな木の根っこを
　　くぐり抜けさせられたり











　　自分の頭より生い茂る
　　笹の中をかき分けて
　　歩くような道が続いたり。


　　もちろん、パグは抱っこです。




　　生い茂りすぎてて、
　　もはや
　　道が分かりません。






正直、このまま家族４人で道に迷うんじゃないかと
泣きたくなりながら、先を進みました。


旦那にも引き離されないように
（ちょっと遠くに行かれてしまうと、笹が茂ってて姿が見えなくなるので）
足元滑らないように。。。




私はリュックを背負い、
首からカメラをぶら下げて、
まめ蔵を抱っこしていたんですけれども、

滑ってまめ蔵に怪我をさせないように、
カメラも壊さないようにと、

緊張で心臓バックバクさせながら
必死で笹をかきわけて歩いてました。。。




ようやく笹が終わると、
下から登ってきたご夫婦に遭遇して、

「道に迷ってなかったんだー！！！」

と、涙が出そうに嬉しかったです。



ご夫婦に

「良い写真、撮れた？」

と聞かれて、思わず、

「もう、泣きたくなりながら下山していて、
そんな余裕がまったくありませんでしたよ」

と本音が出てしまいました。























　　笹を抜けたら

　　すこーしだけ余裕ができたけど、




　　ずっと緊張しながら
　　歩いていたせいで、

　　私は心も体もクタクタでしたよ。








下山にかかった時間は、１時間半でした。




今回登ってみて思ったんですけど、
私は正直、マラソンとか登山とかってキライです（笑）

だいたい、昔から、体力も忍耐力もないオンナですから、
こういう種目、ほんと苦手なんです。


だから山は登ってる間も、下山している間も、

もうイヤダー、
もう二度とのぼるまいー、
えー、まだ登るのー、
もうギブ！　泣きたいー


こんなことばっかり思いながら、歩いてるんです。


だけど、不思議なことに、登っちゃって下りちゃえば
また登ってみたいなって思うんですよ。

そして、次のトレッキング計画を立てるのも、
私です。




これって何なんでしょうね（汗）





ある種の中毒的なものなんでしょうか。







まあでも、今回ひとつ勉強したのは、
パグを連れて登山するなら、
休火山みたいな、緑の少ない山のほうが安全かも、ということ。


パグは出目なので、
木の根っこ、生い茂る草などで、目を怪我をしそうで、
かなりハラハラしながらの登山でした。


抱っこする場面も多く、私の体力的には結構キツかったけれど、
あの富士山は、みごとだったなあ。。。


富士山周辺には、ほかにも富士山のビュースポットをめぐる
トレッキングコースがたくさんあるので、
また、このあたりでキャンプをする時は、チャレンジしてみたいなと思います